弱くて強いもの
生まれ落ちて死にゆくのが人である。
その道の中で、人はどれくらい自分を知って逝くのだろう?
俺は自分を知りたい。
人はなかなか限界までいけない。苦しいから?めんどくさいから?何故だろう?
様々なところでセーブをかけている自分が確かにいる。それはどこからやって来るのだろう?
楽しい時でさえ、セーブをかける自分がいる。もっと楽しめば良いのに。
傷つくのを畏れる自分が確かにいる。
その理由が紐解ければ、ひとつ、自分が解放されるような気がしている。
人の行動には必ず理由がある。些細な行動、無意識な行動が自分を教えてくれている。
自分は自分が思っているほど強くはない。
そして、自分が思っているほど弱くはない。
その形のない、不確かさの中で人はもがいている。
ただ、自分の全てと友達になる事。
とにかく、それが良い事なのだと、…まだぼんやりとではあるけれども、そんな気がしている。
さぁ手を伸ばして、手を伸ばして、手を伸ばして…。
あと握り拳ひとつぶん。
自分だけのコアが確かに存在している。
…そんな気がしている。
…そんな気が、少しでもしないかい?